はじめに チューブが詰まると、ポンプは機能しない。 このシンプルなメッセージは、心疾患を防ぐために、血管の状態に気を配らなければならないことを意味している。 連動や栄養、禁煙、ストレス管理など健康な生活は、心疾患からあなたを守ってくれることはよく知られている。 しかし、残念ながら、健康への理解と実践の間には大きな差がある。 なぜなら、ライフスタイルを変えるのは大変難しいからである。 ライフスタイルを変えられない、変えたくない人たちにも、心疾患のリスクを減少させる方法がある。 フランス海岸松樹皮由来の特別な抽出物であるピクノジェノールは、多様な効果をもつ理想的な日常のサプリメントである。 ピクノジェノールと血液循環 健康な心臓には、健康な血液循環が必要である。 健康な血液循環とは、血管に弾力性があり、硬化のような不純物のない状態を指す。 赤血球は本来、弾力性があり、潤滑に流動し、凝集しないはずである。 血管の直径が適切であれば、血圧も適切な値となる。 天然の抽出物であるピクノジェノールは、松樹皮から生成された有効な成分を豊富に含んでいるため、健康な血液循環の維持を助ける働きがある。 ピクノジュノールは赤血球の外層の流動性を高めるために、赤血球を圧縮し、毛細血管を通過する(Sironovaら、2604)。 同時に、ピクノジェノールは、フリーラジカルを不活性化するため、過酸化物から赤血球中の脂質を保護する(Sironovaら、2004)。 赤血球に弾力性を保つのと同様に、他の細胞も保護される必要がある。 血小板凝集は、血管壁に付着することにより、血栓が生成され、血流が妨げられる。 さらに、血栓が肺にまで達した場合、肺塞栓に陥ることもあり、ときにそれが脳に達することもありうる。 心疾患要因とピクノジェノール 日常生活では、血小板凝集を引き起こす要因が多くある−ストレス、長時間の着席、喫煙。 喫煙は、ストレスと同様に、血小板の凝集を引き起こす傾向がある。 ピクノジェノールを喫煙1時間前に摂取することで、喫煙によって生じる血小板凝集を完全に防ぐことができる(Putterら、1999)。 長距離フライトが例にあるように、乾燥状況下にて、長時間座席に座り続けることは血小板凝集を生じさせ、最終的に血栓を誘発することになる。 搭乗前あるいは搭乗中にピクノジェノールを摂取することで、血栓を完全に防ぐことができる(BelCaroら、2004)。 このグラフより、ピクノジェノールが血液循環に効果があることが証明された。 また、このことは糖尿病患者にとって特に重要なことである。 なぜなら糖尿病患者にとって、血栓は死の危険性を高めるものだからである。 血液が凝集せず、弾力性のある細胞と共に潤滑に流動する場合、血管の直径は次の着日すべき重要なポイントになる。 ストレスと喫煙が血管を収縮させるため、心臓は直径の小さな血管へ血液を送り込まなければならず、その結果、血圧が上昇する。 高血圧は、徐々に血管壁にダメージを与えていく。 したがって、高血圧による血管壁のダメージを防ぐためには、血管の直径の調整を適切に行う機能を必然的に持たなくてはならない。 血管の直径は、神経系と血管内部によって生じる血管収縮因子と血管拡張因子のバランスによって調整されている。 ピクノジェノールは、(例えば、ストレスによって)血管が収縮することによって、上昇した血圧を正常に戻すことを助ける。 ピクノジェノール摂取後、強力な血管収縮物質であるエンドセリン1の生成は減少し、血管拡張物質であるプロスタサイクリンの生成が促進された(Liuら、2004)。 さらに、ピクノジェノールは、高血圧症状を抑制するが、正常値の血圧を下げることはない(Liuら、2004)。 糖尿病と炎症は、酸化ストレスやフリーラジカルの発生により、血液循環細胞にダメージを与える。 ダメージを受け、酸化した細胞の成分は、炎症細胞を誘発させ、それが血管壁硬化を進行させながら、血管壁に侵入し、不純物を形成する。 高いレベルの‘悪玉’コレステロールであるLDLもこれらのダメージを助長するものである。 ピクノジェノールと抗酸化作用 ピクノジェノールはさまざまな方法で、ダメージを与える要因を防ぐ。 ピクノジェノールの摂取は、フリーラジカルを不活性化する血液の量を増やすだけでなく、細胞の中の抗酸化酵素の合成を増加させる。 ピクノジェノールは、糖尿病ラット体内のフリーラジカルや炎症に対する防御システムを強化した(Maritimら、2003)。 さらにピクノジェノールは、炎症細胞の血管壁への侵入を促進する付着分子の発生を阻害した(Rohdewald2002)。 ピクノジェノールが、コレステロール値を容易に下げることは試験にて証明されている。 25名のボランティアを使ったオープン比較試験では、ピクノジェノール150mgを4週間摂取することにより、LDLは有意に減少する一方で、HDLは血中のラジカル吸収力と同様に増加していた(Devarajら、2002)。 被験者21人による二重盲検では、ピクノジェノール120mgを摂取後、捻合コレステロール値とLDL個が著しく低下した(Druckovaら、2003)。 また別の比較試験では、稔合コレステロール値とINI値も同様に低下した(Koch2002)。 赤血球の弾力性、血小夜凝集防止、酸化ストレスの減少、抗炎症効果、血管収縮防止効果、抗高血圧効果、コレステロール低下などピクノジェノールの効果を捻合的に判断すると、ピクノジェノールは健康な血液循環を保つ、非常に有効な物質である。 しかし、これらの効果は劇的な変化を起こすものではなく、穏やかに作用する。 心血管のリスクの減少は漸進的ではあるが、安定的に乱れた体のバランスを修復していく。 ピクノジェノールは単独のサプリメントとしてだけで考く、コエンザイムQ10やリポ酸、抗酸化ビタミン、ポリ不飽和脂肪酸のような心血管の健康に効果的な他の物質との組み合わせにおいても効果のある万能な物質である。 おわりに このように、ピクノジェノールを日常的に摂取することにより、心血管の健康に直接好ましい効果が現れる。 同様の効果を薬から得ようとすれば、複数の薬が必要となり、かつ、それぞれの薬は副作用をもたらす。 対照的に、ピクノジェノールはまれに胃などに軽度の不快感を与えることがあるが、総合的に安全であると認められている(GRAS status)。 参考文献1)Sivinova M,WaczulikovaI,Kilanzyk E,Hrnciarova M,BryszewskaM,KlajnertB,DurackovaZ.:Tfeeffct ofPycnogenolRontheerythrocytemembranefluidity Gen Physiol Biophys 23,39-51(2004) 2)PutterM,GrotemeyerKHM,WuthweinG,Araghi NiknamM,WatsonRR,HosseiniS,RohdewaldP.: hhibidonofsmokinginducedplatdetaggregadonby AspirinandPycnogenolR.Thrombosis Research 95,155-161(1999) 3)BelcaroG,CesaroneMR,RicciA,IppolitoE,Bran dolimiRDuganM,GriffinM,RhffimiT,AcetbiG,VlciguerraMG,BaveraP,DiRenzoA,ErridliBM・:Prevention of venous thrombosis in long-haulflightswith PycnogenolR.Clinical Applied Yhrombosis/Hemostasis10(4),373−377(2004) 4)LiuX,Wei J,TanF,ZhouS,WurdrweinG,RohdewaldP.:PycnogenolR Frenchmaritimep lnebarkextract,improves endothelial function of hypertensivepatients.Life Sciences74,855−862(2004) 5)MaritimA,DeneBA,SandersRA,WatkinsJB.:Effects of PycmogenolR treatment onoxidadvest ressinst reptozotocin induced diabetic rats.J Biochem Mol Tox17,193−199(2003) 6)RohdewaldP.Areview of the French maritime pinebark extract (PycnogenolR),a herbal medication with a diverse pharmacology.Int J Clin Pharmacol Ther 40(4),15-168(2002) 7)Devaraj S,Vegar-LopezS,EaulN,SchonlauF,Rohde-wald P,JialalI.:Supplementationwithapinebark extract rich in polyphenols increases plasma antioxi dantcapacityanddterstheplasmalipoproteinprofile.Lipids 37,931-934(2002) 8)DuraCkovaZ,TrebadckyB,NovotnyViZitnanOVaA BrezaJ.:LipidmetabolismanderectilefunctionimprovementbyPycnogenolR,extract from the bark of Pinuspinaster in patients suffering from erectile dysfunction−a pilot study.Nutr Res23,1189−1198(2003) 9)KochR:Comparative study of VenostasinR and PycnogenolR for treatment in cronic venous in sufficiency Phytother Res 16,1-5(2002)
慢性的静脈不全(ChronicVenouslnsuthciency)にかかると、毛細管庄が上がるため、静脈性高血圧症(Venous Hypertensive Angiopathy)と呼ばれる局所的微小循環障害にかかりやすくなる。 この静脆性高血圧症は、皮膚細胞の栄養不良や酸化を引き起こす。 局所的に妨げられた微小循環の結果として起こる組織の低かん流により、細胞への酸素供給は不十分となり、最終的に細胞は死んでしまう。 この皮膚細胞の壊死の過程において、潰瘍が発生し、下肢部から皮膚がはがれ、保護されなくなった組織は感染し、その患者は極度に治癒しにくく、むき出しで無防備な組織は傷つき、いわゆる‘むき出しの足’という状態になる。 ピクノジェノールは、慢性的静脈不全の兆候(Petrassiら 2000、Arcangeil 2000、Koch2002、Ric-cioniら 2004)および長時間フライト中の静脈にかかる高圧力により起こる浮腫形成(Belcaroら2004)を抑制する効果がある事が認められているため、今回、実際に慢性的静脈不全および下肢部の潰瘍形成にかかっている患者達を対象に臨床研究が行われた。
足のむくみ、足が重い感覚、夜間引き起こす痘攣は、病気とはいわないまでも不快である。 この不快は終日立った状態、あるいは固定された姿勢のまま座って仕事をしなくてはいけない中年女性にしばしば見られる。 それは下肢の動作が悪くなることで下肢血圧が高まり、その下肢血圧によって、毛細血管から細胞組織内に水分が押し出されることに起因する。 細胞組織内での高い水分保持は、足のむくみを引き起こし浮腫を形成する。 これは慢性静脈不全の場合に見られるような静脈が正常に働かない時に度々起こる。 慢性静脈不全を患っている主として女性患者の場合においては、下肢のむくみや足の重みといった穏やかな兆候がまず見られ、その後足の痛みや痘攣を引き起こすのである。 さらに運動の欠如や高血圧といった状態が続くと、下肢の細胞組織が損傷し炎症を引き起こしやすい。 最終的には微小循環が破壊され、細胞組織は酸素や栄養素を十分に与えられず壊死する。 そして慢性静脈不全の末期には、悪性の潰瘍が下肢に形成されるようになる。 このような問題を回避するためにも、初期段階でのどクノジュノールの摂取は静脈障害を回避したり、生清の質そのものを改善したりと非常に効果的で、多くの女性の助けとなるだろう。 ピクノジュノールは破れた毛細血管を塞ぎ、浮腫の形成を防ぐ(Blaszoら、1997)。 そして、さらにピタノジェノールは微小循環を改善し(Wangら、1999)、抗炎症剤としての役割を果たす(Rohde−wald,2002)。
|